神学校ライフまとめブログ

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初期キリスト教信条史 読み終えた

 概要

初期のキリスト教使徒たちが制定したとされる使徒信条やニカイア信条、古ローマ信条、コンスタンティノポリス信条などについて、その中身を詳しく詳しく分析している本です。本当に細かいところまで、例えば使徒信条の一文をもってどのように解釈され、どのように変異したかも詳しく書かれています。

 

なぜ読んだか?

神学の授業で初期信条について取り上げられていて、とても面白かったので読んでみました。

気になった一文

東方教会の5世紀にヒッポリュトスが書いた主の遺訓には、悪魔の放棄『サタン、私はあなたとの関係を、あなたを崇敬すること、あなたの誇示、あなたの欲望、そしてあなたの働きを断つ』と志願者への油の塗布が示されている」

「アンブロシウスの『秘蹟について』は、志願者は洗礼槽に入り、まず悪魔とその働きの、続いてその世界と喜びの放棄を宣言した。」

悪魔の放棄…では悪魔っていったいどんな存在なのか?これも初期教会の指導者の本に載っているはず。

 

感想

とても専門的な内容で、今の自分だとお腹いっぱいになりました。知っていることの確認ができたのは良かったです。